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#531 地域猫とTNR(中編)

〈前回のあらすじ〉
…地域の野良猫を増やさないよう、また野良猫で住民が迷惑を被らないよう猫を管理して、猫と地域住民とのより良い共存関係を築くためのボランティア活動“地域猫”。

特に重要とされている“TNR”…野良猫の捕獲→不妊・去勢手術→元の場所に戻す(放す)という運動をはじめ、人と猫にとってより良い街作りを目指す地域猫団体は各地に広がっているものの、彼らの活動を快く思わない人も少なくないのが現状だった…。


〈TNR・補足〉
前回説明するのを忘れていたが、TNRで手術を施された野良猫改め地域猫は、異性を奪い合う喧嘩や交尾に関わらなくなる。

すると、喧嘩による負傷や交尾によってたちの悪い病気に感染するリスクがなくなり、同時にやかましい鳴き声で近隣住民が悩まされることもなくなるという。
また、気性も穏やかになる上に、発情期特有の尿の臭いも和らぐらしい。

地域猫団体がTNR運動を強く推進するのは、この一石三鳥(過剰繁殖阻止、負傷・病気回避、悪臭・騒音予防)のためだろう。



(続き)
…地域猫活動が支持されない理由を、私しろへ~なりに調べてみると、およそ以下の事情からだと判った。

一つは、一部の団体による、地域猫活動の不徹底。

団体が本来やるべき事…猫のねぐらや糞尿の管理・処理などが不十分で、衛生上の問題があるようだ。

特に、猫への餌やりをめぐってのトラブルが多く、ただただ猫に餌を与えるだけの行為を地域猫活動と言い張る無責任な輩が増えたのが問題視されている。
しかも、餌を与えるだけ与えて後始末もきちんとしないケースも多い。

私しろへ~一家の体験だと、恐らく地域猫団体ではない猫好きな個人が、しろへ~宅の塀のそばに猫の餌を置くだけ置いていった時期があった。
お陰で、近所の痩せぎすだった野良の肉付きは良くなったが、そいつが家の敷地内に居座って糞をしていくのに悩まされたものだ。

全てが地域猫団体の責任ではないが、こういう不心得者が餌の食べ残しや糞尿の処理をしないから、それも引っくるめて地域猫(団体)のせいだと叩かれてしまうのだ。


もう一つは、“地域の野良猫の数を増やさない”という活動の目的に反して、地域の野良が増えてしまった…という失敗例が各地で挙げられていること。

まず、団体が地域全ての野良猫を漏らさず管理すること自体がそもそも困難であり、残念ながらTNRが行き届いていない個体がいる。

例えば、団体の預かり知らぬ場所で、“地域猫団体がいるから生きていけるだろう”と、飼い猫の産んだ仔猫を無責任な飼い主が捨てていく…というパターン。
また、団体の活動範囲外から流入してくる野良猫など。

給餌の仕方にもよるが、もしもそういった(TNRを受けていない)猫までもが給餌の恩恵を受けていたら、当然栄養状態が良くなり、繁殖しやすくなる訳だ。


…と、地域猫が評価されない理由を私なりに要約すると、“不衛生”“野良が増えた”という事らしい。

これを突き詰めてみると、どうも“餌やり”が諸悪の根元なのではないかと思えてきた。
餌を与えさえしなければ、TNRの効果と相俟って、地域の猫の数も減らせるのではないか?

“地域猫って、餌やりの一種にしか見えない”
“餌やり(する人)が自分の行為を正当化するために、【地域猫】という言葉を使うのだろう”
“猫や住民のためではなく、自分が癒され満足したいだけ”
“自分達が餌やりしたいだけの趣味の世界”
“猫のための地域猫じゃなく、餌を与えて楽しむ人のためだけの地域猫になってしまった”

上のような意見が掲示板で散見されたが、これは半分正しいと思っている。

無論、ただ単に餌やりがしたくて活動する訳ではない、本当に心から野良猫を減らそうと取り組んでいる団体もいるだろう。

が。

地域猫活動の本質は、“地域の野良猫の数とトラブルを減らして、猫と住民とのより良い共存関係を築く”事であり、“可哀想な野良猫を飢えさせないよう餌を与える”事ではない。

行政側としても、餌やり行為を(きちんと管理、始末することを前提に)どうにか容認しているというだけで、地域住民は“不衛生だから餌をやるな”という意見が大多数。

それに、野良を減らすためのTNRであるのに、餌やり行為が野良の増加を助長するのでは、自費やら寄付やらで行われたTNRが無意味になるのではないか?。

そう考えると、地域猫活動における餌やり行為は住民の反感を買い、なおかつTNRの成果を薄めるばかりで、何一つメリットがないようだ。
これでは、“地域猫活動は餌やりの方便”と揶揄されても仕方ない。


“餌を与えなければ、野良猫が飢えて生ゴミを漁って不衛生になる。だから、それを抑止するべく餌を与える”…という理屈が返ってきそうだが、そこは地域住民がゴミ捨てのルールを順守すれば済む。

住民は決まった場所と時間にゴミを捨て、野良猫にも野良犬にもカラスにも荒らされないようにゴミ捨て場を作り替え、管理する。
これこそ、住民や自治体、行政の側が本当にしなければならない事で、これを守れない輩に地域猫活動及び餌やり行為を批判する資格はない。

地域住民の意見「野良がゴミ捨て場を漁って困るんだよ」
しろへ~の意見「じゃあ、漁られないように努力と工夫をしましょうよ」
…と。

さて、地域住民は野良猫のゴミ漁りを防ぐようゴミ捨て場を管理し、地域猫団体や猫好き住民は餌やり行為を止めるとする。
こうすれば、ゴミや食べ残しが散乱して不衛生になることもなくなり、一つの問題はクリアできる。


餌やり派の意見「じゃあ、野良猫(地域猫)はどうやって飢えをしのぐの?」
しろへ~の意見「自力でどうにか。それが元よりあるべき姿でしょう」

以下次号。
(続く)





…思いの外、長くなる話題だこと。
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Author:しろへ~
社会的地位…のったりと日常生活を送る傍ら、スリリングなハンター稼業に身を投じる落第社会人。
モットー…“真面目に、楽しく、気楽に、全力で!…程々に”
座右の銘…「自己制御」「笑門来福」「至誠通天」

大好物…『犬福』
(自画像?の奥に居る、白くて丸いの)

Twitterアカウント…「srh_hakugei」

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