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#138 戦車にひかれたい… ~後編~

〈前回からの続き〉
今後も一緒に活動する事にした四人は、ハンターオフィスで正式にパーティ登録を済ませ、新たなターゲットを探す事にした。

次なるターゲットは「デザートシャーク」。
つまりはスナザメ。

町から南にある砂漠をテリトリーにして、灼熱の砂中を泳ぎ回っているとか。

また、途中の渓谷地帯では、冒頭のグラップラー達が山賊行為を働いているそうで、注意が必要との事。

一行は戦車の補給と修繕を済ませ、南の砂漠を目指す。


道中、渓谷地帯に差し掛かったところで、埋設された振動感知地雷を発見。
情報通り、グラップラーの一団が襲ってきた。

あわよくば戦車の強奪、もし壊しても、ジャンクパーツをもぎ取って売り飛ばす目的だろうか?

無用の争いは好まぬが、振りかかる火の粉は完膚無きまでに払い除ける。
それがこの世界のJ(以下略)。

撃退。

戦車vs歩兵でも、一切の手加減はしない。
後顧の憂いを絶つためにも、逃げる残党も残さず撃滅。

また、少しだけ住みやすい世の中になった。

…渓谷地帯を越え、デザートシャークの縄張りに到着。
しかし、辺りを注意して観察しても、目印の背鰭はおろか、砂飛沫の一つも見付からない。

広い砂漠での事、何処か遠くで泳ぎ回っているのだろうと推測した一行は、警戒を怠らずに野営(夜営)の準備を始め、明日に備えた。

翌日。

改めて、デザートシャークを求めて砂漠を奔走するも、見付かる気配がない。
何か様子がおかしい。

そこで、情報収集と補給を兼ねて、砂漠の西にある町(仮称…マド)まで足を運ぶことに。
先のグラップラーとの戦闘でも、少なからず弾薬を消費していたのだ。

…ハンターオフィスで情報を提供して貰おうとした時、一行に遅れて入ってきた定期連絡便から、急報がもたらされた。

“賞金首のデザートシャークが、東の砂漠で死骸となって発見された”。

…異常事態だ。

同業者(ハンター)の仕業だというのなら、証明とともにオフィスに訪れて報告して、賞金を貰っている筈。
一体、何者の仕業なのか?

死骸の状態を問い質すと、“直径30センチ位の大穴が、二つ空いていた”という。

この時点で最有力の推測は、“モンスター同士の戦闘行為によるもの”という説。

この場合、デザートシャークの懸賞は消滅して、その賞金はデザートシャークを倒したモンスターに引き継がれる。

そこに、さらに強いモンスターとして賞金額が上乗せされて、新たなWANTEDモンスターとして公開されるのだそうだ。

…ひとまずは続報を待つことにして、補給と休養をとることに。


後日。
最有力の推測は的中していた。

新たな情報によると、同砂漠にて、デザートシャークを倒したと見られるモンスターが確認されたという。

サイの背中に大砲を載せた賞金首「サイゴン」の変種。
「キャノンサイファー」と命名されたモンスターには、デザートシャークの賞金額が引き継がれ、さらに同額が上乗せされたらしい。

先のレーザーライガーよりも上手とされる賞金首のデザートシャークをも上回る実力のキャノンサイファー。
しかも、その能力は全くの未知数。

…でも、ここで退くくらいなら、ハンターを廃業して堅気の仕事をするべきである。

「何故、危険を冒すのか?…そこに賞金首が居るからだ!」

誰がそう言った訳でもないが、キャノンサイファーへの挑戦を決意する一行。
(しなかったら話が進まないから…とか言ってはいけません)


戦車の整備も補給も万全。
キャノンサイファーと砲火を交えるべく、東の砂漠へ愛車を走らせるハンター一行…居た。

奴はこちらに気付くと、砂塵を巻き上げつつ突進してきた。
いよいよ、このセッションのクライマックスだ!


キャノンサイファー…前進
しろへ~…前進
き~ろ…前進
蓬莱…前進
水城…直進せずに、迂回

猪突猛進型のキャノンサイファーは、自分の正面以外の標的を攻撃する手段を持たないので、装甲の薄い水城さん(の戦車)は奴の後背に回る算段。

敵味方ともに、攻撃対象が射程に入り次第、攻撃を開始。

キャノンサイファーの背中に搭載された大口径砲は、想像に違わぬ高威力。
しろへ~(の戦車)の前部装甲の半分を軽く持っていく。

キャノンサイファーのような致命的ダメージを弾き出せない代わりに、我々は手数で応戦。
オートキャノン(戦車砲)や短距離ミサイルでがりがりと、奴の体力を削る。

戦闘シーン(スクエアマップ)の駒配置。

マップは緑色だけど、砂漠や荒野に居ると思って欲しい(苦笑)。
奴としろへ~はそのまま正面同士でにらみ合い、残り三人は奴の後背に回り、挟み撃ち。

互いに最大火力を敵に浴びせかけるも、たまには命中判定のダイスロールに失敗して弾を外すことも。


しろへ~戦車の最大火力は、いわゆる戦車砲。
命中判定に成功すれば、一定のダメージを確実に与えられる。

一方、残りのメンバーの最大火力であるミサイルは、搭載された発射器の数だけ命中判定を行う。
次に、命中した数だけ更にダイスロールを行い、出目に応じた数のダメージを与えられる。

瞬間の最大ダメージに関しては、ミサイルは戦車砲の数倍を弾き出すことも出来るが、デメリットも少なくない。

最初の命中判定に失敗してしまうと、ダメージが一切入らないのは勿論、成功した後のダイスロールの出目が低ければダメージも低くなる。
(ダメージが不安定)

そして、弾薬の単価が非常に高価であること。
いくらダメージの見返りが大きくても、弾薬の補給にかかる費用が収入を上回ってしまえば無意味である。

(これも、メタルマックス特有の仕組みです)


…戦闘が激しさを増す中、き~ろ君(の戦車)のミサイルが“会心の一発(クリティカルヒット)”を弾き出し、キャノンサイファーの背部主砲を破壊!

が。

敵の脅威が一つ減ったものの、奴にはまだ武器が残っていた。

キャノンサイファーの巨体と自慢の角から繰り出される重い一撃は、しろへ~戦車の装甲を更に奪っていく。

もう一撃、あの攻撃を食らえば、しろへ~の戦車は大破する…!

しかし、ここで退いても結果は変わらないと判断したしろへ~は盾として立ちはだかり、決死の覚悟で主砲を放ち…


キャノンサイファー、轟沈。


…極限状態の中、辛くも勝利を納めた一行は、キャノンサイファーの亡骸を牽引しながら町まで帰還。

賞金首ポスターが町に貼られてから、一日と経たない内に“済”スタンプが押されるという異例の事態。

周囲の称賛や驚嘆を浴びる中、一行は賞金首撃破の報告と賞金の受け取りを済ませ、勝利の美酒に酔いしれる…余裕などなく。

戦車の装甲の修繕と、湯水のごとく撃ちまくった弾薬の補給にかかった費用に目を回す、
新米ハンター一行の悲鳴が荒野に木霊する…。

以上、セッション終了!


試作ルールとは言うものの、かなり快適な戦闘システムでした。
(上の文章だと感じにくいでしょうが)

今回は単発シナリオ故に、戦闘を主眼においた感がありますが、
ゆくゆくは、ダンジョン探索や戦車の改造などといった“メタルマックスらしさ”を追究していきたい…とのこと。

実に楽しかったです。


…セッションの参加者の方々および、ここまでお読みくださった皆様、お疲れ様でした。

最後に。
しろへ~の準備してきたコドゥーグについて。

駒…『ワールドタンクミュージアム』をはじめとする1/144の戦車食玩達。

しろへ~戦車は陸上自衛隊90式戦車。
(地雷撤去ローラー付き)

き~ろ・蓬莱戦車は地雷処理用爆導索発射車輌。
(同じく陸自車輌。正式名称失念)

水城戦車はアメリカのM551空挺戦車シェリダン。
(装甲がアルミ合金らしい)


BGM…『METAL MAX』(ファミコン版)、
『METAL SAGA ~砂塵の鎖~』、
『METAL SAGA ~鋼の季節~』
…の各曲を挿入。

今回のタイトルの由来は、メタルマックスの曲、『戦車に惹かれたい…』から。
ちなみに、今回のTRPGでは、伏兵状態の人間の居る場所へ戦車が知らずに通過した場合、判定なしで死にます(当然だが)。

賞金首戦の曲は当然、
『お尋ね者との戦い』(※)です。


※…メタルマックスとメタルサーガのシリーズを通して、常に流れ続けた賞金首戦闘時の曲。

メタル野郎のソウルミュージックと言っても過言ではない男のBGM。
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Secret

おそくなりましたが

その節はお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

持ってきていただいたコドゥーグは臨場感もバッチリで実にベネな品でしたとも。

……しかしまぁ、これだけ詳細なダイジェストをきっちりとまとめた上で携帯電話で投稿していることに脱帽です。

こちらも頑張らねば。

なるほど

SP剥がれるまでは機体にダメージが来ないメタルマックス方式は
エムブリオマシンよりバトルメックの方が近いですね。
部位もそこまで多くないので煩雑にならないでしょうしね。
しろへ~さんの戦車砲はAC10、他の方のミサイルはSRM4ってとこでしょうか。

いやはや

総帥Nさん
その節はお疲れ様でした。
この記事、編集段階ではもっとこまごましていたのですが、読みやすいようにシェイプアップして、それでも長かったから二分割したんですよ。

Rathさん
私の記憶が確かなら、大正解です。(少なくとも100mmオートキャノンは正解)
その詳しさ…、経験者ですね?
金属探知による探索とか、面白そうですよね。

ミッソー

>湯水のごとく撃ちまくった弾薬の補給にかかった費用に目を回す
MM2の説明書漫画の「虎の子ストロングミサイル」を思い出した自分。

味噌

薙さん
記事の中に、例の四コマ漫画をイメージとして挿入しようとしていたことは公然の秘密です(笑)。
S-トルネード(初代)の弾薬価格は異常ですね。

『オトメディウス』では、“MISSILE”を“ミッソー”と発音してくれないのがちと寂しかったり(苦笑)。
管理人の自己紹介

しろへ~

Author:しろへ~
社会的地位…のったりと日常生活を送る傍ら、スリリングなハンター稼業に身を投じる落第社会人。
モットー…“真面目に、楽しく、気楽に、全力で!…程々に”
座右の銘…「自己制御」「笑門来福」「至誠通天」

大好物…『犬福』
(自画像?の奥に居る、白くて丸いの)

Twitterアカウント…「srh_hakugei」

ご案内…初めてお越しの方は、カテゴリ“ご挨拶”をご覧戴く事をお勧めします。

閲覧上の注意…当ブログの記事は、「しろへ~」の認識不足により、間違った情報を悪意なく載せてしまう事があります。
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挨拶…「しろへ~」の人となりは、当ブログを読めば解るような解らないような感じですが(笑)、どうぞ宜しくお願い致します。

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